ヘルプデスクシステムについて
がんと暮らしを考える会のヘルプデスクシステムの設立の経緯として
「私たちの地域には、社労士やFP(ファイナンシャルプランナー)がいないんです。」
「うちの病院は、就労や家計の相談会に予算がつかないので何もできません。」
「年金事務所の窓口ではあまり説明してくれないので、私(MSW)が障害年金の勉強しなきゃと思って。」
「土地とか住宅ローンの話が出ると私たちには手に負えないんです。」
「生活保護を案内する前に何かできるんじゃないかと思うのですがわからないんです。」
というMSWや看護師の方のたくさんの声が集まってきています。
NPO法人がんと暮らしを考える会では、こういった声に対して何ができるか。
その問題解決の提案が「がんと暮らしのヘルプデスク」です。
ヘルプデスクの特徴
- 社労士・FPを探すことができる
がん患者の状況を理解している経験豊富な社労士・FPを見つけることができます - 地域性を解決することができる
全国どの地域からでも社労士・FPにアクセスすることができます - コストを解決することができる
短時間(30分)・低コスト(500円)で利用することができます
※患者さんと直接お話することは想定していません
※2017年3月までは、モニター参加となります - 個人情報のやりとりの必要がない
患者さんと直接話すことを制限することによって、個人を特定できる情報のやりとりを行わずに相談できます
医療機関の個人情報保護の方針に抵触しません
※年齢・職種・疾患・治療開始時期など制度の利用に必要な情報をお伺いすることがありますが
個人を特定できる情報は不要です
※医療従事者と同様に社労士・FPにも守秘義務があります
ご利用のタイミングとして
- 面談後
患者さんとの面談で出た制度の問題の整理に - 面談前
次回の患者さんの相談予約の前に - 面談時
当日患者さんの来院の時間に合わせて
直接お話はいたしませんが、必要な情報の確認がその場で行えます
運営団体
NPO法人がんと暮らしを考える会は、「がん制度ドック」の運営・管理の他、3病院・1施設での「仕事と家計の相談会」のお手伝いを行っているNPO法人です。社労士・FP・税理士・弁護士など、それぞれの専門分野を活かしてがん患者の療養環境の改善に強い思いを持って学習し支援体制を作っています。
協力
この事業は、公益財団法人 正力厚生会 「がん患者団体助成事業(2016年度)」の支援を受け構築されました。